ドサ健、はじめての献血

「ヒヒ…健ちゃん、献血いかねえか」
「は?けんけつ?それって食えるの?」
「看護師が美人揃いだぜ」
「行くぅ♪」

で献血センター。
印南の言葉通り美人看護師さんばっかだった
「こんにちは、はじめての方ですか?」
「うお爽やか系かわいこちん。おうはじめてはじめてー」
「ヒヒ、俺もだ」
「(色々ビビるが笑顔を忘れず)え…と今日のご希望(献血)は?」
「なに?そんなに色々(しっぽりプレイが)あんのか?」
「はい(笑顔)お時間がおありでしたら成分献血をお願いいたします」
「長ェ方がいーよな♪じゃそれで。ところでいくら?」
「は?いえお金は結構ですので…問診表お願いいたします(紙を渡される)あちらでお書き下さい」

あちら
「今日の体調はよろしいですか?…ヒヒ、ばっちりだ(ぷるぷる)三日以内に薬や注射を…まあポン健康剤みてえなモンだし平気だろ」
「なあ印南。漢字ばっかで読めねえ」
「なあに、最初の質問以外全部いいえにすりゃいいのさ」
「おう」

ちなみに問診には“不特定の異性と性交渉を持った事がある“または“同性と性交渉を…”なんて項目もあるが、健には読めなかった

で血圧測定
まず印南
「じゃあ血圧を測りますのでリラックスして下さいね…あ、あの何か腕が震えて?大丈夫…です…か?」
「ひひ、何にも問題ねえぜ?(プルプル)」
「(不安)…あら?」
「どうした?ひひ」
「ちょっと…測定器の具合いが…血圧以前に脈が…ない?ちょ…(見た目通り死んでるんじゃ?!)」
「ねえちゃん早くう♪」
「あ、はい。すいませんのちにもう一度…」
「あせんなくていいぜ…」

「わーい♪何かワクワクすんな、おい」
そして健さま
。血圧測定のお医者さんも白衣の似合う知的な美人。
「あら…血圧高いですね。急いで来られました?」
「あんたみてえな別品さんに触られてるからさ♪」
「は?あ…まあ支障はありませんね。アレルギーか何かは」
「ねえよまったく」
「持病の有無…」
「もうっ♪質問ばっかして、そんなに俺の事知りてえなら俺の腕ン中でたっぷり教えてやるぜ」
「結構です。ただの検査質問ですから」
「つれねェとこがまたソソっぜ♪」
「もういいから血液検査に回って下さい」
「なにそれ」
「採血して血液を調べるんです」

健様の採血検査は、とりあえず支障はなかった…てか無さ過ぎた。

不規則な生活
暴飲暴食
セックス過多

…これだけの悪条件を備えながら健の血液はサラサラ…健康そのものだった。
ちなみにまがりなりにも、血の色は赤かった。
ちなみにO型だったらしい。

「三十代の男性なのに…(血液が)キレイですねえ」
「ンな事言われたのは初めてだな。色っぺえとか抱かれてえとかはいっつもだがよ」
「いえそんな事聞いてませんから。」
「なあねえさん、可愛いなあ。俺としっぽり…」

ふぁんふぁんふぁん

「あら?救急車が…ここに?」

どたどたどたぁ

「急病人はどこですか!?」
「はいここに」
「おい…俺は健康体だぜ(ぷるぷる)」
「血が…血がおかしいんです!!生きてる人間の血じゃないんです(泣)」
「それは…早速病院に運びましょう。おい担架!!」
「はいっ!!」
「だから俺はなんとも…」
だが優秀な救急隊員は印南を運び去っていった

「んー?死神くん行っちまったなあ。じゃあ俺一人でしっぽりすっか」
「(ボソ)さっきの人…一体どんな検査結果が?」
「…未知の血液成分が…生物進化のミッシングリングが明らかになるかも…とか先生おっしゃってたわ」
健さまにはそんな事はどうでも良い事だった

「採血お願いしまーす。ではこちらへどうぞ」
案内された先は寝椅子
「ようやく本番か♪」
しかも担当看護師さんはやたらエロ可愛かった

「(採血針を刺す時は)ちょっと痛いけど我慢して下さいね」
「サービスいいなここ。SMプレイかよ」

ぷす

「うふふ(血管が)太くて素敵」
「触ってねえのに分かるのか?プロだなあねえさん」
「見たら分かるわよ(静脈の善し悪しは)」

「じゃあしばらくかかりますので…」
そう言ってニッコリ笑って看護婦さんは出ていった。

「…これって…放置プレイ?俺、好きくないんだけど…」
孤独に耐えられる真の玄人にして、宇宙一の寂しがり屋はすげえ哀しくなった。

「…楽しくねえ…帰りてえよう(泣)」
健が駄々をこねると看護婦さんがやって来て
「なにか御用ですか?」
とやさしく微笑んでくれた

「一人じゃつまんねー」
「何か本でもお持ちしましょうか」
「読んでくれんなら」
「…お飲物はいかがですか?」
「酒あるの?」
「ありません」
「じゃねーちゃん話そうぜ」

かくして健は覚えた。
駄々をこねると綺麗なお姉さんが遊んでくれるという事を
という事で、健は看護師さんにおもいっきり甘え倒すことにした。

「なあなあねーちゃん、どんな体位が好きー?♪」
「(何この人…)あ、あの私のことより…えっとお名前は…健さん?のことお話して頂けますか?(ニッコリ)」
「ん。何だそんな俺のこと知りたい?てーおーナイスガイだかんな俺ってば♪」
(この人頭が…)
だが仕事に忠実かつ真摯な日本赤十字社の看護師さんたちは、こんな生物に優しかった

「ねーちゃん博打する?」
「は?…いえ…パチンコくらいは…」
「今あれはやってんな。麻雀のが楽しいぜ」
「いえ分からないんで」
「じゃ俺が手取り足取り教えちゃうぜ♪すぐに博打で食えるようになっからよ」
堅気を裏街道に導こうとする生物だった

「博打ってなあ、相手との…運と力でのせめぎ合いだ。金賭けるだけなんてなあ真の博打じゃねえよ。タマ張って初めて博打になんだ」
そう言ってる健は、先ほどまでとはうって変わってごっつい男前だった。
「(何かクラクラする)あなたは一体…」
「ますます知りたくなったろ?俺のこと…」
なあんてカンジで、健は看護師さんを洗い浚い悩殺した

「じゃ今晩な♪」
採血も終わり、記念品の歯磨きセットを貰い意気揚揚と引き上げる帝王。

で天界
「忌田ぁ歯磨きセットやるー」
「…なんでンなモン持ってるんだ」
「献血行ったんだ♪」
「何ぃ!?」
太陽が西から上ったかのように驚いた忌田氏

「うちの子が献血を!お前…やっと人様のお役に立てることを…(泣)」
「?何泣いてんだよう?でも可愛いからセクハラしちゃえ〜♪」
「やめなさい!!しかし…何でまた献血に行く気に?」
「死神くんに誘われたんだよ」
「な…にい〜?!い、印南か?!で、奴は?」
「何かきゅーきゅーしゃで運ばれたみてえ」
「(だ、だろうな…)何にせよお前を役立ててくれたんだ。心配だから様子見に行ってくる」

で、運ばれた先の病院で生体実験されようとしてる印南を見付け、忌田はど肝を抜かれるのだった。

天界
「んー俺もナースのねえちゃんとしっぽりしに行こっと♪」

かくして、男の萌、美人看護師と楽しくしっぽりして大満足だった健さまだった

「なあユウたん♪献血いかね?」
「誰が行く…」
「美人ばっかだぜ」
「行く!!」

そして二人が連れ立っていくと
「こんにちは」
「(小声)おいなんだ?ババアばっかじゃねえか」
「(小声)あれ?どうしたんだろ…まあ俺熟女も好きだし♪」
「馬鹿!!あれは熟女じゃねえ只のババアだ!!美人看護師はどうした!!」
「こないだ来た時は若いねえちゃんばっかだったんだけどなー」
若い看護師さんを健が食いまくった結果がこれだった。
「…健…てめえのせいか…」
「お、あそこにいる熟女色っぺえぜ?ユウたんあたっくあたっく♪」
「やだあ!!(泣)ううナースは男の夢なのに…!」


淦夷の好きな献血ネタ。この当時は、金のない人がどしどし売血をしていたので、血液は非常に不健康極まるものだったそうです。という訳で献血なんかあったのかっていうと…多分なかったんでしょうね。
しかし印南…君は献血行っちゃ駄目だよ、いろいろ