総括
本当にダメな子だな、お前!!
時は戻り、生田目を殺すのは断念した一同。
まんまと戻ってきた足立に
「ちょ…君たち!何してんの、入っちゃダメだって!!」
と叱られてみます。
しかしホントこいつ、口調がやわらかいよね。
台詞だけ見てると、性別分からないもん。
まあともかく直斗くんに、足立さんの信用にも…とか説得してもらい、足立も君らがここへ入ったことは…と事無かれ主義で受け入れました。
12/4 一同の会話で足立に近づいてることが分かります。
脅迫状の「イレラレテコロサレル」にも完二がツッコミいれるし(自分で騒がなくても、完二が言ってたんだ)
そして、生田目とトーク。
2人を殺した犯人を生田目は「知りたい」「あんな酷いことした奴」と言います。
「僕は彼女に迷惑をかけてばかりで謝りたかったのに」
と、しきりに「真由美」「真由美」と連呼する生田目。
なんだろう…この人、本当に真由美さんが好きだったんだろうけど、ここまで連呼されると逆にウザいと思うのは自分だけ?
マヨナカテレビの映像を見て、
「助けを求めているように見えた」
と言う生田目。でも、よくわからないよね、あれだけじゃ?
見てたら「段々はっきりみえるようになってきた」と言いますが、それは本当に見えていたのか?
まあ追いつめられた人ってみんなそんなもんといえばそうなんだろうけど、確かにあの人、目がイッちっゃてて怖いので、小西早紀も不審者に話しかけられたとしか思わなかったんだろうな。
だって、不審者なのにたぶん小西早紀の番号まで聞き出しちゃってるんだよ?(小西早紀がマヨナカテレビに映った時に電話かけてるから、そうじゃないかな?)
「僕は誰からも必要とされていなかった。職場でも…妻にさえ。そんななかで真由美だけが僕を認めてくれていた。」
「結婚の直前、妻が芸能界で大当たりしたんだ。嬉しかったけど、暮らしはぎくしゃくし始めた。真由美とはその時出会ったんだ。同郷だから話も合って、まずいとは分かってたけど…親密になるのをとめられなかった。僕にはそれしか生き甲斐がなかった」
何このダメンズ台詞!?
そしてこの人、思い込みが激しいよね、使命とか。
さすがモテるとはいえ、ダメンズ三人衆のひとりだけのことはあります。
柊みすずも、こんなところにウザくなってきた上に、浮気がトドメになったのかと思われ…って、柊みすずともそんなに何年も結婚してなかったんだよね、たぶん。
「ずっと…いつか、自分も政界に出て、社会の役に立ちたいと思っていたんだ。無意識にヒーロー気取りだったんだよ…」
「僕は映ったものをまるで疑わず、信じたいように信じてしまった。自分の頭で考えなかった。だから、守れなかったんだね…」
「全て、僕の責任だ…罪を逃れる気はない。覚悟なら出来てる。」
なんか、彼が可哀そうになって来た。
無意識にヒーローを気取るのも、物事を信じたいように信じるのも、誰もがしてしまうことで、それだけでは責められることじゃないのにね。
どっかの誰か(カミサマ)が余計な力を与えたり、どっかの誰か(ヘタレ男)が余計なことさえしでかさなければ…
番組を降板させられたアナウンサーと、議員秘書をクビになった男。
それぞれ今までの人生で得てきたすべてを失った二人だが、そこには愛だけは残っていた。
「真由美…ゴメン…僕のせいで…」
「ううん、太郎さん、ううん…いいのよ…」
「父が家業を手伝ってくれと言ってるんだ…もしよかったら…そんな僕でも良かったら、一緒に…」
「太郎さん、それって…」
「…妻に三行半突きつけられた男だけどね。」
「…はいっ!!」
そして男は気づくのだ。
政治家にならずとも、運送業という仕事で、そして夫という役割で、誰かの役に立つことができることをっ!!!
とかいい話で終わったのに。(山野アナがどう思うかはこの際考慮に入れておりません)
どっかの虚無と違って、生田目にはまだまだ幸せがあったはずなのに、いろいろあんまりだと思います。
そして、電波だけど善人なんだとようやく気付いたのか、つい昨日まで殺そうとしていたにもかかわらず、みんな生田目にとてもやさしいです。
12/5 真犯人推理
山野アナと小西早紀と何らかの接点が合って
しかも自分たちの行動をある程度継続的に把握することができて
なにより主人公の自宅に怪しまれずに近づけて
目撃情報が殆どない人物
「アダチだぜ?絵に描いたみたいな、あのヘタレ刑事だぜ?」
陽介、君の言ってることはとても正しいですが、年上の人なんですからもう少し敬意をもった言い方をしましょう。
そしてみんなで可能性を再検証。
1 山野真由美が泊ってる所に足立が身辺警護って来て(つまり最初からいたわけではない)宿泊はしなかった
2 足立、あいつ声掛けられた女、クラス(高1)にいるらしいぜ
3 小西さんにも何度も事情聴取しています
4 山野アナには熱狂的なファンもいた
1はさすがに勝手に来たわけではないでしょうが、自分で手を挙げた可能性はありますよね。(殺意はまだなかったにせよ)しかし、山野アナを落とした時はロビーにもう人がいない時間(けっこう深夜)
2はあまり関係ないんじゃないかな。ほんとうに事情聴取かもしんないし。「声掛ける」がどんな内容を意味するか分かりませんが。
3は後で自分で「1,2度」と自己弁護しています。つまり、会ってるうちに劣情を抱き始めたんですね。
4はい、ビンゴ。足立です。
病院へ行きます。
足立がまんまといるので彼に尋問してみましょう。
山野アナの消えた時は見てない。
小西早紀には遺体の第一発見者だから事情聴取した。
ウソまみれです(いまさらですが)
脅迫状のこと
「いやあ…よく覚えてないけど」
「おい、覚えてないだ?あれは、鑑識と組んで調べるようにって、お前に渡しただろ…忘れたのか?」
「は、はは、すいません…」ものすごく不自然な笑い
「あの後すぐ堂島さん事故ったりして慌しくなったもんで、つい…そ、それに、あんなのただのイタズラでしょ?な…なんすか、急に質問責めにして!(冷や汗)なんなの、この雰囲気は、もう!」
ある意味、子供のダダっぽくてカワイイとも言える。
足立、話を変えようとする。
「堂島さん、そろそろ病室戻って下さいよ。そんなんだから、怪我治んないんですって。」
そのまま首だけ振り向いて言う。
「君たちも、とっとと帰りなさい。だいたい今、何時だと思ってるんだ!」
さっきまで五歳児並みの台詞吐いてたくせに、いきなりまたおとなぶってみる。
堂島さんを向く。
「じゃね僕は戻りますよ。署に戻って報告しなきゃならないんで。」
都合が悪くなった小学生か?
足立さん、真犯人をしりませんか?
「な、何を言っているのか、意味がよく…」
テメェじゃねえのか?
「なっ…バ、バカ言うな!そんなの、生田目が全部入れたに決まってるだろ!」
あーあ。
ホント、真犯人が真犯人しかいらないことをうっかり口走って御用という、ミステリーの基本展開じゃないですか。
ほんと、この台詞さえ吐かなければ、いくら怪しくても証拠なんてないんだし、主人公一味もどうとも出来なかったのに。
ホントお前、小物だな。
「全部…入れた?入れたとか入れないとかってのは、何の話だ?お前…手口についてなにか知ってるのか?(詰問口調ではない)」
堂島さんも“刑事のカン”で足立の致命的なミスに気付きますが、まだこの時点では足立が真犯人かもとはたぶん思ってないのでしょう。
直斗くんが、まだまだガンガン攻めます。
「すごい、そりゃ、決まりだね」
の失言のことを責め立てられ、
「し…知らないよ!…い、忙しいって言ってるでしょ!」
なにこの、小学三年生みたいな捨て台詞はっ!?
「足立っ…うっ、クソ…(とよろめく)足立ィィっ!!!」
そういや堂足好きって、このシーンできっとクるんだろうな。(かくいう自分がそうだった。)
倒れながら絶叫って、定番でガチじゃないですか?
そして生田目が搬送されたあとの生田目の病室。
よろめきながら来る堂島さん。
「警備室に問い合わせた…誰も足立を見てないし、出入りの記録も無い。この病棟からは、でてないはずだ。必ずまだその辺にいる…」
「あのヤロウ…(苦笑)」
生田目の時はあんなに怒りと憎悪むき出しだったのに、足立の時はなんか表情がかなり微妙だ。
怒ってないんだよね…苦笑なんだよね。
何への苦笑い?
まんまと一年近くだまされてた自分?
それとも…
ともかく堂島さん、看護師さんにすまんを連呼しすぎです。
ホント、おとなしくしててくださいよ…いくら丈夫だとはいえ。
「…頼む、足立を見つけてくれ。このままってワケにはいかない…」
「捕まえてくれ」じゃなくて「見つけてくれ」
そうだよね…相棒が真犯人だなんて、信じたくないよね。
と、堂島さんはこんなにも足立のことを気遣ってるのに、特捜隊のみんなはかなり冷たいです(当たり前ですが)
「大丈夫、万全にしてけば、あんなヘタレ男、一撃だって」
りせ、そんな風に事実をいってあげないで、哀れだから。